解体の工事内容別費用相場

前記事に引き続き住宅の解体工事に必要な工事の内容の説明と費用相場について書いていきたいと思います。※前記事はこちら→解体費用を安くするには?

解体の工事内容と費用

建物本体の解体費用については前記事で書きましたので除きますね。
建物の解体費用以外に別途費用が必要な工事別に説明していきます。

仮設養生足場工事

解体作業時にゴミやホコリの飛散を防止し、屋根材の撤去や外壁材の撤去時の作業用の足場を兼ねて施工する工事です。
解体工事は工事の特性上近隣からのクレームやトラブルが起こりやすい工事です、その為しっかりとした対応が大切になってきます。
重機で解体作業中に建物の一部が飛散し隣家の窓に当たって割れた、ホコリが風で飛ばされ近隣の住宅の屋根が真っ白になった等しっかりとした養生をしていないと起こってしまう可能性が高まります。

しかし、この養生工事は施工面積での費用になる為施工範囲の判断が難しいところです。解体業者によって施工範囲は、施主様の費用負担を考え最低限必要な範囲を提案する業者、安全を優先に考えしっかりと3方向施工する提案する業者、本来は3方向しっかり施工して工事を行えばクレームやトラブルを減らせるのは間違いありません、ですが施工面積1㎡/1,000円~の費用が掛かります。
例えば、最低限度で80㎡施工した場合1,000×80で80,000円、3方向しっかり200㎡施工した場合1,000×200で200,000円必要になります。
無視出来ない金額になりますよね、そのため適正な範囲を見定める必要があります。

通常養生工事では足場を組みメッシュシートを貼って施工しますが、物件の周辺環境によっては防音防炎のシートを貼る必要が出てくることもあり、その場合1㎡/2,000~3,000円必要になってきます。
周辺環境を考え経験豊富な解体業者、仲介業者などと最適な施工範囲を決めたり費用負担を減らせるように相談してみると良いと思います。

植栽の撤去

お庭があったり生垣など植栽がある住宅は多いですね。解体工事をする場合、植栽の撤去費用は別に必要になってきます。一般的な植栽であれば、2tダンプ又は4tダンプ1台あたり○万円と計算します、特別背の高い、倒して撤去出来ないなど特殊な場合はレッカー費用が必要な場合もあります。
費用は2tや4tのダンプで1台/45,000~80,000くらいが相場ですね。
大きな植栽の場合、隣地境界を越えて根が隣家の方へ行っていることが有り全部撤去出来ないことも有ります。境界のCB塀の下を通って根が隣家側へって事がよくあります。
植栽の撤去については撤去が必要なものは撤去しないといけないので、何台分処分が必要で費用はいくら掛かるかの確認しておけば大丈夫です。

CB塀、石塀の解体

隣地との境界や前面道路側にCB(コンクリートブロック)や石を積んだ塀がある住宅も多いと思います。
注意して欲しいことは、隣家境界にCB塀がある場合どちらの所有なのかです。施主様の所有であれば問題ありませんが、隣家さんの所有、又はCB塀の真ん中が境界の場合もあります。これらの場合勝手に解体することが出来ませんからしっかり確認しておいてください、結構トラブルの原因になります。

敷地境界に積んであることが多いですから施主様所有のCB塀でもCBは敷地に収まっていても基礎部分のベースが隣家側に入っている事もあります。築20年程ではあまり有りませんがそれ以前の場合は注意が必要です。
解体費用は、CB塀と石塀で違いますが1㎡/4,500~6,000円くらいが相場です。
今は以前の近畿地方の地震以降それぞれの自治体で助成金が出ていますから、工事をお考えの時はお住いの自治体にお問い合わせしてみてください。費用を安くする上で助成してもらえる工事はしてもらいましょう。

石川県であれば問い合わせ頂けばお教え出来ますのでお気軽にお問い合わせください。石川県の解体工事に関する助成金はこちら→石川県内解体工事助成金

まとめ

仮設養生足場工事、植栽の撤去、CB塀石塀の撤去と書いてきましたが、必要な工事はしっかりと抑えた上で少しでも費用を安く出来るように経験豊富な解体業者や仲介業者と相談して工事を計画してください。
良い業者さんにお願い出来ることが一番安く安心な解体工事に必要なことです。

解体工事には他にも見積りに計上される項目があります、また次記事に書いていきたいと思います。

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