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サイトの検索ワードでもお問い合わせでも多くいただくのが「空き家の解体」に関するものです。空家の解体工事について書いていきたいと思います。
空き家の解体、工事内容と費用
解体工事の内容や費用は以下の項目が基本になります。
・建物本体の解体
・仮設養生足場工事
・植栽やCB塀の撤去
・重機回送費
・諸経費
空き家もお住いの住宅の解体工事も必要な工事内容が同じである為掛かる費用も変わりません、しかし施主様にとっては状況が異なりますよね。
親御さんと同居などの理由により空き家になった住宅を解体したい、長年管理されていなかった空き家を相続して…、建替えなどご自身の理由以外で解体が必要になった場合が多いですから。
空き家の解体は物件によって様々です、管理されていれば一般の住宅と変わりませんが、長年管理出来ず放置されていた物件は屋根が落ちていたり建物が傾いていたりします。このように状態の酷い物件の場合、一般的な工事手順工程で作業が出来ないことが有ります。「屋根の上がる事が出来ない」「内部に入ることが危険な状態」こんな状態になっていると通常の手順では作業できません。
こうなると廃棄物の分別をしながら工程を進められずそのまま解体した後に可能な限り手作業で分別していくなど手間が大幅に増えることになり、当然手間の増加につれ費用も多く必要になってしまいます。
空き家解体に対する助成金
倒壊の危険がある空き家、長年放置され荒地廃屋で治安や防災に問題が出ていたりと空き家に対する問題が大きく取り沙汰され今では各自治体ごとに助成金を出しています。
石川県内の空き家対策の助成金については→石川県内解体工事に関する助成金
助成金ですが、「危険空き家」の除去工事に対する助成金となっています。物件の屋根が落ちている、構造体が腐食され倒壊の危険があるなど、市の調査で危険空き家として認定されないと対象になりません。周囲に危険を及ぼす恐れのある物件の解体を促すためのものだと思いますが、調べておられる方の大半はそんな物件ではないと思います。
ただ市によって判断の違いがありますし、物件ごとの判断でも違いが出ます。空家の解体をお考えの際は所在地の窓口に相談されるのが良いと思います。
解体工事ローン
助成金と同じく空き家の問題が取り沙汰され色々な金融機関で解体工事に対するローンのプランを出しています。金融機関によってプランに違いがありますし、解体工事費にも使えるプランなど様々です。解体工事は原則現金でのお支払いになりますから選択肢として考えておくと宜しいかと思います。
空き家解体まとめ
空き家の解体に関し工事費用、助成金、金融機関のローンと書いてきました。
空き家の解体をお考えの際に大事なことは、「早めに解体する」です。現状既に危険空き家と呼ばれる状態になっている場合は仕方ないと思いますが、通常の住宅の解体工事と同じ手順で工事が出来るうちにすることが大切です。
老朽化が進み屋根に上がって作業が出来ない、建物に入って内装材の解体が危険で出来ないなどの状態になってしまうと費用が大きく上がってしまいます。一般的な費用の坪単価が30,000の物件だとすると場合によっては40,000~になってしまうこともあります。お住いになっている住宅と比べ空き家の場合は老朽化の進行が速いです、早めの解体工事が出来ない場合はこまめに換気するなど管理に注意しましょう。
助成金の申請や問い合わせは認定の可否を別にして必ずして費用の負担をしてもらえる可能性のあるものは積極的に利用しましょう。
金融機関のローンも上記の通り解体工事は現金でのお支払いになりますから、心配がある場合などお問い合わせしてみると良いと思います。
空き家の解体工事をする際にご参考にして頂き、石川県であれば何なりとご相談して頂ければ幸いです。